脱脂粉乳
居酒屋さんの小上がりで男性4人のグループが盛り上がっていました。アルコールのせいなのか,声が大きかったので,話の内容がこちらにも伝わってきます。
聞くともなしに聞いていたら,グループの中では年配と思われる方が「脱脂粉乳なんて知らないだろう?」と言ったところ,「知ってますよ。給食で…」と,昔の給食の話になり,さらに話が盛り上がっていました。
給食の脱脂粉乳! 懐かしい!! だけど私は大嫌い!でした(笑)
私の記憶の中の脱脂粉乳は,アルミのお椀の中に,牛乳のような白さではなく,ベージュ色味を帯びた,臭みのある液体が入っているのです。食パンやコッペパンは残しても,家にもって帰ればOKだったのですが,おかずと脱脂粉乳は完食するまで席を立つことは許されませんでした。
好き嫌いが激しかったので,給食の時間って,苦痛だった記憶しかありません。
たまに給食が無い日があって,その日がどれほど嬉しかったか。お弁当を持っていくのが基本でしたが,忘れた子は,学校の近くのお店にパンを買いに行ってもいいことになっていました。もしかしたら,担任の先生のお目こぼしだったのかもしれません。
朝,母からお金をもらい,わざとお弁当を忘れて,友だちと一緒に,コッペパンにマーガリンを塗ったところに揚げたてのハムカツをはさんで,とろっとしたソースをかけた「ハムカツパン」を買って食べるのが楽しみでした。
あのとき食べたハムカツパン,なんで,あんなに美味しかったんだろう……。ハムだって,マーガリンだって,今,スーパーで売っている物の方がいい食材なのに……。
どうしてなのかなぁ……。


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